地面やりなおし

〜2007年1月中旬

真っ赤な地面が気に入らなかったのでホームセンターで川砂を違う種類を2種買ってきて、乾くまでおいていた。そしてふるいにかけて粒を揃えた。見た感じいいかな。ウンモやセキエイと色んな種類の石がまざって自然な感じでいい感じ。これを全体にまいてみました。が、出来上がってみると想像と違う。なんで鉄道模型のジオラマ用の素材が売っているのかが判りました。つまり色んな素材が混ざって色んな色が混じっていると一見ナチュラルで自然に見えると想像してしまうのだが、それをミニチュアに使用するとぼんやりするのである。鉄道模型の素材が淡色でしかも彩度がキツイのは実はそのためだとわかったのである。自然の素材はナチュラルすぎて小さなものに使用すると風景がぼんやりしてしまうのである。あー人生勉強やね・・・。

ということで、固まった砂に水を撒いてがりがりと全てはがしたのである・・・。なんなんだ・・・。

そして1月上旬に日本橋の鉄道模型屋を2件回って芝用の緑3色、長い葉1色、グレイベージュ系の細かいバラスト1色購入してきました。今から思えば低木を表現するアイスランドモスも3色ばかり買ってたらよかった。というのはデルプラドで配布された偽装アイスランドモスが「これはゴミに色をつけたの?」と思わせるようなヒドイもの。またアイスランドモスは買いにいかにゃならんようになった。芝用、バラストはだいたい300円〜400円ぐらい。

この鉄道模型用のハラストは鉱石系が原料ではないようで、どうも木が原料のよう。臭いが独特。しかも軽いので今までのように撒いた後にノリを薄めた水を撒くとぽつぽつと穴があいてしまう。ちょっと扱いが難しい。説明書ではまず界面活性剤を薄めた水をバラストを撒くあたりに霧吹きで吹いて、その後にバラストを撒く。そしえスポイトで水で薄めた糊を端っこの方に注入するという。ちょいと手間。指示には従わず水で薄めた糊を塗った後に撒いて、固まった後に再び水で薄めた糊を撒いた。へこんだところはその都度、指でバラストを撒いて補正。

こんな感じで色は落ち着きました。

はぢめての・・・

2007年1月27日

そして水辺の処理。年末にエポキシ樹脂を購入していたのでそれにやっとこさ着手。透明エポキシ樹脂(主剤500g+硬化剤170g)で2980円、高い買い物であるが、適正な量がわからなかったのとこれしかホームセンターで売っていなかったので。購入前に透明レジンについて調べたら、ポリエステル系とエポキシ系があるとのこと。ポリエステル系は食玩等に用いられるので柔らかくて透明度もそう高くは無い。エポキシ系は標本などの閉じ込めに使うもので硬くて透明度が高い。ポリエステル系は臭いがキツイとあったし、出来上がった後ねちゃねちゃするとあったのでエポキシ系にしました。着色はタミヤの透明グリーン¥100でしました。

インスタントの茶碗蒸しのカップ2つを用いて作業に移る。なんども調べていたのに配合を間違い、主剤1+硬化剤1+グリーンでやってしまった。主剤と硬化剤の配合は2:1なのである・・・。配合を間違えると固まらないのである・・・。茶碗蒸し分ぱぁになりました。次はちゃんと比率をまもって作りました。透明もいるので透明も作りました。半分以上は使ったのでここまでで300gぐらい主剤を使いました。ネットに「開封したら劣化が始まる」とあったので使い切るべきものだろうし、次にいつ使うかどうかも判らないので大盤振る舞い・・・アホである、今から思えば。しかも使い切る事が前提なのか主剤の蓋が開けたら2度と閉まらない・・・。テープでぐるぐる巻きにした・・・。

使ったのはその4分1程度。あまりにももったいないので何かに流し込みをしようと思ったが、家に丁度いいガラス容器がない。仕方ないので100円ショップに買いに行くことにした。大きめの100円ショップがエコで行ける範囲にないので車で往復1時間以上かけて買いに行きました・・・。ダメ人間・・・。たかだか100円の容器を買いに行くのに1時間も車を使う、しかもハイブリッドカーでもない地球温暖化に協力しているような車で・・・。自分のだめっぷりさにあきれながらも100円ショップへ。うーん、最近って100円で売ってないのね・・・。適当なガラス容器が見つからず、仕方なしに陶器のものを買った。ついでにガラスの四角柱にペガサスが掘り込まれた置物も100円で買った。たかだか200円のモノ買いに行くのに、なんぼほどCO2だしとんねん・・・。

で、流し込んだ。

で・・・出来上がったらどないすんねん・・・。何する・・・決めていないところがまたまたダメ人間。結局、これごし捨てたりして・・・。いやいや使う使う。高い鉄道模型のフィギュア買ってきてジオラマつくるって、多分・・・。右端下にあるのが100円のペガサス。ホンモンのスワロフスキーとは比べ物にならんが、まぁ、100円やし・・・。

で、24時間以上たった今も硬化していない・・・いけんかいな・・・。まだねっとりとした程度。水あめっぽい。

川の流れを表現するために表面にでこぼこを付けたいのだが、いまだにねっとりと水あめ状態のため表面をいじってもすぐに平らになる。しかも水あめのような感じでいじったへらにネトーとついてきて糸を引く。うーん、どうやって表面をぼこぼこにしたらいいの・・・?

そして噴水を作りました。城壁内に水の表現がない。井戸を自作している人がいたので、それをぱくってもなんなんだし、ローマ人がかつて引いていた水道を再利用した噴水という設定。実際、ローマ人が引いた水道を再利用したのはもっと後の時代なんだけどね・・・。

教会には水が必要なんで教会の近く。流れ落ちる部分は食玩の銅像シリーズのシークレットの小便小僧のおしっこの部分を切って使いました。部分的に水色で着色されているのがちょっといやだったんですが、他に代用できそうなものもなく仕方なく使いました。ということで食玩の小便小僧はおしっこが無い状態です。シークレットなのに・・・。川はともかくとしてここは流れて水面がでこぼこしている状態を必ず付けたいのに、つけてもつけても平らになる・・・。どうやったらいいんだろう・・・。困ったもんである。

も一つ困ったことがあって、どうもデルプラドのレンガとエポキシ樹脂のk相性が悪かったよう。樹脂がレンガ内部に入り込んで着色をしてしまった。濃くなっている部分がそう。

なんかかなり汚い状態になってしまいました。今後薄くなることも期待できそうにない・・・。うーん、難しい・・・レジンって・・・。

何で2段になっているかというと、ヨーロッパの噴水は2段になっていることが少なくなく、奥の部分は人間用。端の部分は家畜用となっているのである。つまり奥の方が段が高くなっているのである。日本でも水の流れを段々にして一番上で野菜を洗い、次ぎの段で食器を洗い、その次ぎの段で汚れ物を洗うというエコ設計があるよう。うーん、やっぱりレンガが変色したのはキツイなぁ・・・。

ウェザリング?(違う)

36時間以上は経ったハズ。しかし固まっていない。触るとまだ若干糸までは引かないものの、ねっちゃり感があって指紋が移る。うーん、しかし明日は仕事やしなー、いつまでも遊んでられへん、と思い寝る直前にでこぼこの細工に着手。たしかなぁ、ネットの説明では8時間ぐらい置いておくとでこぼこと細工ができるぐらいになりとあったのに・・・既に36時間は経過しているで・・・。気温はうーん、超暖冬の10度前後ぐらい?かな・・・。難しい・・・。

粘土細工用のへらが無いのでスクリーントーンを張るときに使用する棒でぐいぐいと押しました。水に触れさせると樹脂が劣化するとあったんですが、へらの先に水をつけないとねっちゃりと引っ付くので仕方なしにぬらしてはへこまして、ぬらしてはへこましてを繰り返すことに決定。

しかしねー、鏡面のねー、表面をねー、べこべこにするのは勇気いるよー。だってはじめての素材でどうやっていいなわからんし、一発勝負だしでやり直し不可ときた日にゃー、もう最初の第一刺しはね・・・どんだけ勇気がいったか。まずはぼこぼこになってもそう支障はないであろう噴水をいじくることにした。ぼこぼこぼこぼこと。そしてちょっと自信がついてきたので、どきどきで川の凹ませにチャレンジ。ホントにどきどきでした。しかし不安とは裏腹に、結構簡単で上手く行く。油断するとぬちゃーとひっついてえらい目にあうが、水でぬらしながら気をつけたらなんとか上手くいきました。ぐいぐいぐいぐいと押して。で、復元ぐあいも不安だったのでそこからまた1時間放置しました。そして見に行くとやっぱり多少は復元している。しかし完全に復元できないレベルまでは固まっている。よしっとばかりにもう一度ぐいぐい押しました。ちょいとシャレにならない時間になったので、寝ました。そしてどきどきの起床。おきてすぐに見に行くと、心配もなんのその結構いい感じにできあがりました。

デジカメのホワイトバランスをいじらんかったのでかなり赤っぽいですが(これでも画像処理はした)、水面の波が立っている様子はわかると思います。理想的な波紋とまではさすがに無理でしたが、じゃばじゃばと流れ落ちる噴水だと言い切ればこんな水面もオッケーでしょうか。後はハイライト(木工用ボンドとアクリル絵の具の白を混ぜる)を入れて際立たせればオッケーかな。これでちょっと変色した部分が見えにくくなりました。

川のでこぼこです。急流っぽい?底もまぁまぁ見えるし表面もぼこぼこして堀の中に浮く城壁ではなくなったので満足。ここも橋の脚に当たる部分などにハイライトを入れる予定。

はじめての素材でしたが、なんとか成功できました。これで要領がわかったので次回(あるんか?)もチャレンジしたいなっと。

大技は一段落したので、後はいよいよ仕上げを残すのみ。


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