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1節
前に出た
フロージの住まいで
死の運命で、
それはフョールニルにもたらされた。
そして寛容な王侯は
蜜酒の大樽の
風のない波の中で
彼の死を見つけた。

2節
だがドウリンの血族ら、
彼らは日光を避けた、
館の番人、
スヴェグジルを欺いた、
石の中に入れた時、
大いなる意志のある
ディスラ子孫は
ドワーフの後に飛び込んだ、
そしてソックミミの
輝く館、
巨人らの館は、
王を運び去った。

3節
だがヴィリの兄弟への
道のりで
邪なるものは
ヴァンランディを持ち去った。
その時に邪なる手段が
妖術が
踏みつけた
戦士の領主を。
そして焼かれた
スクータの土手で
寛容なる者
彼は夢魔(マラ)に殺害された。

4節
そしてヴィスブルの
亡骸は
海の激しい兄弟が
飲み込んだ、
座の番人らが
彼らの父に向かって
放たれた時
熱い木
そして炎は
咆哮した
館の中の
王に向かって。

5節

王の血で
大地は染まった、
剣を持つ者らによって流された。
そして
喜んで
その陸の戦士らは
彼らの血に染まった武器を、
ドーマルディーにもたらした、
スヴェアの民が、
不足にうんざりした時、
ユートらの敵を
生贄にした。

6章
そしてしばしば私は
賢者らから
ユングリングの墓について
学ぶ、
咆哮する
ハルヴの恐ろしい死により
どこにドーマルが
運び去られたかを。
今や私は知る
苦痛に打たれた
フョルニルの子孫は
フィーリス付近で焼かれた。

7章
私は疑わない
ディグヴィの墓
グリントニルの女神は
ゲームのため、
ウールヴとナルヴィ(狼と竜)の
姉妹(ヘル)のため
選ばなくてはいけなかった
一人の王侯の者を。
そしてロキの娘は
自らのところに連れてゆく
ユンヴィの一族の
高貴なる王侯を。

8章
私は聞いたのはダグ、
行いが強壮な者は、
死の旅路で
行かねばならなかった。
彼、賢い
槍を投げる者が、
ヴェルヴァに行く
つばめの復讐のために。
東方の道で
王の家来らは
その話を
戦から持ってくる
スレイプニルの餌を
投げた民衆らが
戦士の首領に
死を与える。

9章
私はそれを驚嘆すべきものという
もしアグニの者達が
スキャールヴの助言者を
賞賛するのであれば、
ロガの姉妹は
首輪で
神の血族を
上空に持ち上げた時、
彼はタウルのそばで
シグニイの花婿の
冷たい軍馬を大人しくするだろう。

10章
アルレクが倒れた
エイリクが
彼の兄弟の手で
死を得たところで、
そして馬の
(頭絡の)項革で
ダグの血族は
互いに殺害した。
聞いたためしがない
馬の道具が
フレイの子孫らにより
戦いにもたらされたのは。

11章
そして聖なる馬小屋の
番人は
アールヴによる殺害、
彼の死と出くわした
ダグの血族が
ユングヴィに対して
ねたみで
剣を抜いた。
ほとんど真実でない
ベラが戦に
勇敢な者らを
せかしたというのは、
兄弟らが
熱意のため
原因なく
互いに死んだ。

12章
ヨールンドがついに
彼の死を見つけた
そしてリムフョルドで
命が奪われた、
高く胸を張った
絞首台は
グズラウグの死を
もたらさねばならなかった、
そしてヘルシルの首領は
激しく握った
首のあたりを
ハグヴァルドの絞首索あたりで。

13章
ついにアウンは
ウプサラで
感じ始めた
アウンの病気(老衰)を。
長き命
彼は生きるであろう。
もう一度、
若い子供のように、
雄牛の角の
先から
彼の息子らの殺害者は
垂れて飲む。
東方の王らが
蜜酒の杯を
持ち上げる力が
ないからだ。

14章
チュンニの力の前に
高く賞賛された
チュールの子孫は
その地から逃げた。
だがさまよう雄牛は
その角をはめ込んだ、
血で染められた
エギルの胸に。
東で雄牛は
しばしば
気高い頭は
ささえていた。
そして剣のような角は
スキルヴィングの
すばらしい子孫の
心臓に深く刺さった。

15章
有能なオッタルは
鷲の崖
下に倒れた
デーンの武器の前に。
遠く行くものの
亡骸は
カラスどもがヴェンデルで
ばらばらに引き裂く。
私が知るのはヴァットとファスティの
行いが
スヴェアの民の内で
話で語られる、
どのようにその島の
フロージのヤールらが
頑丈な王を
殺害したかを。

16章
私も聞いた
邪な精神が
アジルの命を
無駄にするのを、
そして誇りある
フレイの子孫は
倒れる
軍馬の背から、
そして混ざった
激しく困って
高い王の
知力になる。
深い元気な
アリの敵は
ウプサラで
死ぬであろう。

17章
私が知るのはエイステインの
命の末路が
ロヴンドで
終わるのを、
そしてスヴェア人らは言った
かの王は
ユート人らに
焼かれたと。
そして、彼を切り裂いて
木の煤けた炎が
館の中で
王をとらえた、
木造の
住まう館は
一杯の人々で満たされ
王とともに焼かれた時。

18章
そして起こった
ユングヴァルが
シスラの民衆により
殺害された、
そして年老いた首領、
岩の多い海の中心ちかくで、
殺された
エストニア人の軍勢により。
そして今やバルト海の波は
歌う、スヴェアの王侯の上に
海の神の
競技のために。

19章
アヌンドは止められた
落ちる岩により −
ヨナクルの息子らの
悲しみ −
ヒメンフェルの下で。
そして王、
エストニアの者らの飼い主は、
ひどく打ちつけられる
落ちてくる石に。
そして彼の軍勢、
彼の勇敢な戦士ら、
彼らの全ては
地面に
覆いつくされる。

20章
インギャルドの命の火花
立ち上る煙の積み重ねられた薪は
レニングで
だめにした、
館の盗人が
炎で
破壊した
神の王侯を。
そして運命は
(彼は
大胆に
終わらせた
彼の命を)
全ての
スヴェアの民に
最もありそうに思われた。

21章
そして湖のそばの
湾で
オーラヴの体を
炎が焼き尽くした。
そして大きくなる
フォルニョットの息子は
スヴィア(スウェーデン人の古名)の王の
衣に汗をかいた。
ウプサラから
親愛なる血族の
王侯が
長く引っ込んだ。

22章
皆が聞いたのは
ハールヴダンに
拘束者らが
涙を流したこと、
殺害する娘(ヘル)が
死の手が
トーケで
民衆の王が捕らえられた時。
そしてスキリングサルの
スケレイズは
武装した王侯の
骨を取り囲んだ。

23章
帆の円材が起こしたのは
エイステインを
ビレイストの兄弟へ連れてゆくこと。
そして今や岩の多い
塚の下で休む
海から出て
戦士らの首領が。
ガウトの王のそばに
冷たいヴァドラの流れが
やってきた
風のない小川へと。

24章
そしてシングで
3番目の王に
命を置いてくように命じた。
それからホルタルに住んだ
ハールヴダンは
ノルンの運命に悩まねばならぬ。
そして勝利の
首領は
ボッロで
覆い隠された。

25章
寛容なグズレズは
取り囲まれた
長い間
悪巧みで、
復讐の
死の計画が
酔った王侯に向かって
出口を見つけた、
そしてお金を勝ち取るために
卑劣なアーサの
カールは
王に勝った、
そして王侯は
スチヴレスンドの
岸で
刺された。

26章
そして今やノルウェイでは
神の一族の
枝の一つが
育った。
オーラヴはかつて
広く
強く支配した
ヴェストメーレ中を、
フォルドで
足の痛みが
兄弟の友に打ち勝つまで。
ゲイルスタデルで
寛容な王が
今や横たわる、
塚の中に埋葬された。

27章
私が最も知るのは
青い天のもとで
王が所有した
最も名声ある名前、
かのラグンヴァルド
舵を操るもの
今や呼ばれる
「栄光ある」と。


訳は古アイスランド語のテキストから直接おこしておりません。ヘイムスクリングラの英訳を利用しています。一応は古アイスランド語のテキストを見て、古アイスランド語の単語も1若干調べてはいますが、基本は英訳からの訳です。あくまでもこんな内容ですという程度です。11章では右と左では前部と後部が逆になっております。